【短編】ヤクザのキミ。




お母さんは、

静かに何かを見ていた。



それは私とお父さん、

そしてお母さんが写った写真だった。




私がいることに気づいていないのか、

涙を流していた。

それをみて、

もっと罪悪感を感じていた。



「…ごめんなさいね。貴方…」



お父さんに語るように、

涙を流したままだった。





塾の時間になると、

家を同じ様に出る。




すると、彼がなぜかいた。


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