【短編】ヤクザのキミ。



日誌を提出して、

玄関に足を運ぶ。




傘がきちんと、ボックスにあって

それを手に取り外に出る。




雨は絶え間なく、降り注ぐ。

途中、男の人がずぶぬれで歩いていた。



「…あの傘をどうぞ」


「え…??」




やばいかも…。

よく見れば、凄い怖い人…。




こんな時代にいないような、危うい格好…。




「それじゃっ!」


この行動が間違いだったなんて、

まだ気づいていなかった。





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