アナザー・ワールド
リストカット
23時50分ー・・
「うほーい!深夜の学校とか、超テンションあがんだけど!!」
「だよね!めっちゃテンション上がるぅ~」
海斗とりっちゃんは、こんな真夜中なのにテンションが高い。
「あと、洸だけ?」
私がそう言うと、
「みたいね。新田くん、遅いわね。」
麻美が腕時計を見ながら言う。
すると、
「わり、遅れた…」
校門の方から声が聞こえた。
洸だ。
「洸!おせーぞ!」
海斗と匠が、洸の元へ駆け寄る。
「マジごめん、…つーか、ねみーんだよ。ふぁ…」
欠伸…。相当眠いんだろうな…。
「さぁ、これで6人揃った事だし、始めよっか!」
りっちゃんのその一声で、皆が円になる。
「右隣りの人の手首を切るのよ。0時ぴったりに」
「今更だけど、緊張してきたわ…」
匠が言う。
「嫌だーー、怖ぇー!」
海斗は叫んでいる。
「男なんだからしっかりしなさい!」
麻美の一括で、海斗は黙った。
「もうすぐ0時だぞ…」
洸が静かに言う。
「皆、ナイフ持ったわね?…10,9,8,7,6,5,4,3...」
ゴク…
誰かが、喉を鳴らすのが聞こえる。
「2...1!切って!」
ザシュ…っ
「ぐあっ!」
誰かの声が聞こえる。
地面に血が滴り落ちる。
「なんか…目のま、え…が」
ドサッ
りっちゃんが倒れた。
「お、れ…も」
そして、次々に人が倒れていく。
「…っ」
私の身体も力が抜け、倒れた。
目を閉じる直前に見たのは、大きな月だったー…。
「うほーい!深夜の学校とか、超テンションあがんだけど!!」
「だよね!めっちゃテンション上がるぅ~」
海斗とりっちゃんは、こんな真夜中なのにテンションが高い。
「あと、洸だけ?」
私がそう言うと、
「みたいね。新田くん、遅いわね。」
麻美が腕時計を見ながら言う。
すると、
「わり、遅れた…」
校門の方から声が聞こえた。
洸だ。
「洸!おせーぞ!」
海斗と匠が、洸の元へ駆け寄る。
「マジごめん、…つーか、ねみーんだよ。ふぁ…」
欠伸…。相当眠いんだろうな…。
「さぁ、これで6人揃った事だし、始めよっか!」
りっちゃんのその一声で、皆が円になる。
「右隣りの人の手首を切るのよ。0時ぴったりに」
「今更だけど、緊張してきたわ…」
匠が言う。
「嫌だーー、怖ぇー!」
海斗は叫んでいる。
「男なんだからしっかりしなさい!」
麻美の一括で、海斗は黙った。
「もうすぐ0時だぞ…」
洸が静かに言う。
「皆、ナイフ持ったわね?…10,9,8,7,6,5,4,3...」
ゴク…
誰かが、喉を鳴らすのが聞こえる。
「2...1!切って!」
ザシュ…っ
「ぐあっ!」
誰かの声が聞こえる。
地面に血が滴り落ちる。
「なんか…目のま、え…が」
ドサッ
りっちゃんが倒れた。
「お、れ…も」
そして、次々に人が倒れていく。
「…っ」
私の身体も力が抜け、倒れた。
目を閉じる直前に見たのは、大きな月だったー…。