もう一度、君と笑う時に。



それにしてもこんなところで何をしているのか、ついでに隣の男は誰なのか。



浮かんでくる疑問が多すぎて、体のほうが先に動いていた。




「おい、海吾?!」




気付くと走りだしていた俺の足が再び止まったのは、紗稀に手が届く1m前だった。






「それじゃ、来週の月曜日、午後の便で発つってことで」



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