もう一度、君と笑う時に。





東京へ出発する日。




空港に見送りに来たのは、両親と5つ離れた妹だけだった。







ふっと自然に笑みがこぼれてくる。






勝には言わなくても、あの日が別れの日だと伝わったのだ。






「やっぱ俺らは親友、だな」




そう呟いて後ろを振り返る。








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