もう一度、君と笑う時に。





ある日。





「秋地、ちょっと来てくれ」






「はい」






部長に呼び出された第二会議室。






「いいか、心して聞けよ」





「え、なんですか」





いつもと違う様子の部長に、こっちまでドキドキしてくる。





「実はな、お前に任せたい仕事があるんだ」





そう言って一呼吸おいた部長は、言葉を続けた。






「あの金山財閥直轄の会社との取引、お前に任せたいんだ」






「え…」




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