大粒のナミダ

わたしを指さしてそう言う女の子。

「え、な、なに?」

「あんたねぇ!名前は?!」

「た、高木美悠…」

「高木なんかよりも何倍も何百倍もあたしのほうがかわいいじゃん?
てことは、あたしかわいいってことじゃん?!
ねえ、はるとぉ!付き合ってよぉ」

うわうわ、変なことに巻き込まれそうだぞ。

「わたしなんかと比べないでよ…はは」
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