沖田総司と運命の駄犬
土方さんの部屋・・・。
土方「今度、やったら、粛清すると、言っておいたはずだが?」
梓「すみません・・・。」
土方「何でって、俺も悪いな・・・。出て行った原因は、総司に、勘違いされたからか?」
梓「違います・・・。私なんて・・・。私なんて・・・。ここにいたら、邪魔だし、要らないじゃないですか!?」
土方「何で、そうなる?」
梓「だって・・・。」
スパーン!
沖田「あー!疲れた!全然、弱かったし、その上、後処理とか、面倒過ぎ!あ・・・。梓、鬼のお説教受けてるの?僕も、今回ばかりは、お説教だからね!」
そう言うと、沖田先輩は、私の頬をつねった。
梓「すいません!痛い!痛い!」
土方「で?何で、邪魔と思うんだ?」
梓「だって・・・。沖田先輩は、私の世話役、嫌だって言うし・・・。」
沖田「それって、初めからだよね?」
梓「それに、土方さんまで・・・。」
土方「それはだな・・・。」
私は、ジッと土方さんを見つめる。
土方「そんな犬っころが、捨てられたような目で見んな。お前を、邪魔だとは、思ったことねぇよ。」
沖田「僕は、邪魔ですけどねー♪」
やっぱり・・・。
沖田「でも、梓には、ちょこがあるし、側に、いても良いよ。」
梓「それだけ?」
沖田「何?不満?」
梓「いえ・・・。」
土方「まぁ、邪魔者とか要らないとか、要らぬ心配だ。自信を持て!わかったか?」
そう言うと、土方さんは、優しい顔で、私の頭に手を置いた。
沖田「さ!今度は、僕の説教だからね!行くよ!」
沖田先輩に、手を引っ張られて、土方さんの部屋を出た。