沖田総司と運命の駄犬
沖田先輩が、見廻りに行った後、私は、読み書きの練習をした。
沖田先輩は、夜の見廻りだから、帰って来ない。
私は、ある物を作っていた。
お裁縫は、苦手だけど、ここには、ボンドなんてない。
チクチク・・・プツッ。
梓「痛いっ!っっ痛~!もぉ!なんで、この時代に、ボンドがないのぉ!?はぁ・・・。」
チクチク・・・。
梓「痛っ!・・・やった!出来た!」
私は、今、流行りのお香を、入れる袋を作っていた。
先日、沖田先輩の甘味のお遣いの時に、小間物屋に寄った。
その時に、今、おなごに、人気の香袋が置いていた。
良い匂いで、欲しかったが、沖田先輩から貰ってる、自分のお小遣いでは、足りなかった。
中の匂いの香だけなら、なんとか、買えそうだったから、袋は、余ってる布で、作ることにしたのだ。