沖田総司と運命の駄犬




外から、声がした。





『すみません!こちらに、沖田助勤は、いらっしゃいますか!?』




お互い睨み合っていた視線を外す。




沖田「いるよ。何?」



門番「すみません!先ほど、梓が、逃亡しました!」




は?




土方・沖田「逃亡?」





僕達は、すぐに、外に出た。





土方「俺は、こっちに行く。お前は、向こう。そして、お前らは、西の方に!」




隊士「はい!」




皆が、散り散りに探しに行った。




土方「総司、お前は・・・。」




隊士「沖田助勤!」




門番をやっていた一人が、駆け寄ってきた。




隊士「梓は、南の方に、連れて行かれたと、わらしが言ってました!」





沖田「わかった!」




俺達は、南の方に行った。




聞き込みをする。




沖田「ねぇ、この辺にさ、おなごのような男を見なかった?」





僕は、遊んでいるわらしに聞いてみた。





子供「見たよ!怖い顔の人達に、あっちに連れて行かれてたよ。」




沖田「ありがとう。」




僕達は、急いだ。




無事でいてよ。梓・・・。
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