沖田総司と運命の駄犬
次の朝、というより、昼に近くなった頃に、目が覚めた。
部屋には、誰もいない。
僕は、着替えを済ませると、外に出た。
誰かにぶつかりかけた。
沖田「すみませ・・・って梓か・・・。」
何か、どこかで、嗅いだことのある匂いだ・・・。
梓「おはようございます!沖田先輩っ!」
沖田「おは・・・って、その匂い・・・。」
まさか、里音が、付けていた媚薬の匂い・・・。
梓「あはっ!気付いてくれました?これさっき、買ってきたんです♪」
沖田「買ってきたって・・・それ・・・っ。」
隊士「すみません。沖田助勤。ちょっとよろしいでしょうか?」
沖田「ん?・・・うん・・・。」
注意をしようとしたら、僕の組の子に呼ばれて、その場を離れた。
指示を出して、さっきの場所に戻ったが、梓は、もういない。
沖田「こんな男ばかりの所で、あんな匂い纏ってたら勘違いされるじゃないか・・・。ったく、バカ梓!」
僕は、屯所を探しまくった。
沖田「いない・・・。誰かに、どっかに連れ込まれてるかも・・・。」
取りあえず、土方さんに報告をって・・・。
もしかして・・・。
僕は、土方さんの部屋に急いだ。