沖田総司と運命の駄犬
それから、沖田先輩は、私を無視するようになった。
「どうした?」
梓「ウワッ!」
後ろから声をかけられて、飛び跳ねた。
梓「ビックリした!」
土方「最近、元気ねぇじゃねぇか。お前らしくねぇ。ちょっと付き合え。」
そう言って、土方さんは、甘味処に連れて来てくれた。
土方「んで?何があった?」
私は、土方さんに、沖田先輩との事を話した。
土方「はぁ・・・。なるほどな・・・。」
土方さんは、私の頭を撫でた。
土方「お前の気持ちもわかる。だが、総司の気持ちもわかる。どれだけ信用があっても、お前はおなごだ。何かあった時、傷付くのは、お前だ。わかるか?」
梓「はい・・・。」
土方「まぁ。俺も、伊東さんは、嫌な予感がするから、あまり近付き過ぎるな。わかったな?」
梓「はい・・・。」
土方「よし!じゃ、行くか!」
梓「はい!」
私達は、屯所へ戻った。