沖田総司と運命の駄犬
屯所に着くと、土方さんは、隊士の人に呼ばれて行ってしまった。
梓「沖田先輩は、私の事、心配してくれて言ってくれたんだよね・・・。」
沖田先輩を探したが、どこにも居なかった。
梓「はぁ・・・。居ない・・・。」
とぼとぼと廊下を歩いていると、伊東さんに会った。
伊東「あぁ。梓。ちょうど良かった。今宵、私達の歓迎会を角屋でしてくれるらしくてね。梓も一緒に、行こう。」
歓迎会・・・角屋で・・・。
沖田先輩は、なんて言うかな・・・。
ああいう場所にも、私を連れて行くのを嫌がってたし・・・。
梓「あ・・・。すみません。沖田先輩に聞かないと・・・。」
すると、伊東さんは、眉間に少しシワを作った。
伊東「沖田君は、関係無いよ。私は、梓に来て欲しい。私達の歓迎会なんだから、是非とも来て欲しい。」
私は、断り辛くて行くことになってしまった。
歓迎会ってことは、皆、来るんだよね?沖田先輩も来るよね?
最近、無視されてるから、会う事にも、緊張してしまう。
でも、会って、言い過ぎた事を謝りたい。
仲直りしたい。
私は、伊東さんと一緒に、角屋へ向かった。