沖田総司と運命の駄犬
しばらくすると、土方さんが、部屋に入ってきた。
土方「大丈夫か?」
梓「はい。大丈夫です。」
土方「梓・・・。怪我が治ったら、向こうの時代に帰れる事になった。」
梓「そうですか・・・。」
何だろう。もう、私を愛してくれる人は居ないのに、ここを離れるのが嫌だと思ってる・・・。
すると、土方さんが、少し、おどけて言う。
土方「次、お前は、落ちぶれかけのアイドルに生まれ変わるんだと。売れっ子じゃなくて、落ちぶれかけってのが、お前らしいな。」
梓「アイドルか・・・。ふふっ。じゃあ、シンに会えるかな?」
土方「ははっ。会えるかもな。どうだ?帰るのが、楽しみになっただろう?」
私は、曖昧に頷いた。