沖田総司と運命の駄犬
別れ~沖田side~
僕は、梓を、抱いて、屯所に戻る。
土方「良かった・・・。見つかっ・・・。って、おい・・それ・・・。どういう事だ?まさか・・・。」
土方さんが、梓の真っ赤に腫れた顔を見て、僕に説明を求めた。
沖田「殴られて、気を失っていますが、大丈夫です。ギリギリ間に合いました。西の方角に荒ら屋があります。そこに、男が、一人斬られて死んでいます。」
土方「なるほど・・・。わかった。梓は、山崎に任せる。山崎が、助けたって事で良いんだろ?」
沖田「はい。」
僕は、梓を、土方さんの部屋に運んだ。
すると、山崎さんが、部屋に入ってきた。
山崎「ほんまにええんですか?俺が、助けたって事で・・・。梓は、沖田さんに助けてもろたって言われた方が・・・。」
沖田「いいんです。すみませんが、お願いします。」
僕は、そう言うと、外に出た。
沖田「はぁ・・・。僕が、助けたってわかったら、また期待させる。自分の事、心配してたって・・・。」
僕は、自室に着替えに行った。