沖田総司と運命の駄犬
沖田「失礼します。」
土方「戻ったか・・・。」
沖田「結構、人数いたんですよ?自分だけ、いいとこ取りですね?」
土方「どこがだよ。」
沖田「報告ですが・・・。梓を襲った奴らは、おなごを使って、自分の女に手を出したと言って、金を巻き上げてたようです。」
土方「奉行所には、引き渡したのか?」
沖田「はい。・・・梓は、やっぱり?」
土方「帰ろうとしたらしい。まぁ、直接、本人に聞け。」
沖田「これは、粛清じゃないんですか?」
土方「いや。今回は見逃す。」
本当に、この人は、梓に甘い。
沖田「鬼は、おなごに角を持ってかれたのですかね?」
土方「バカな事、言ってんな。あと・・・。近藤さんから、話がある。行くぞ。」
何だろう?何かヘマしたかな?
少し不安になるも、思い当たる節がない。
近藤先生の部屋の前。
土方「俺だ。総司、連れて来た。入るぞ?」
近藤「あぁ。」
中に入ると、苦い顔をした近藤先生がいた。