沖田総司と運命の駄犬
周りが、ザワザワしだす。
あ・・・。芹沢さん、帰るんだ・・・。
私達も、もう、帰るのかな?
しかし、帰る素振りは、誰もない。
窓を少し開けると、朝からの雨は、まだ、降っていた。
梓「あーあ。雨って、やだな・・・。」
すると、しばらく経った頃、沖田先輩が、立ち上がる。
他にも、土方さん、山南さん、原田さんが立ち上がった。
梓「あ・・・。私も、帰ります。」
沖田「梓は、永倉さんといて?今から、ちょっと、出てくる。」
なんか、いやな予感・・・。
何?
私は、とっさに、立ち上がった沖田先輩の袴を握っていた。
梓「どこ行くの・・・?」
沖田「っ!・・・大丈夫だよ。ちょっと、お役目があるだけだから。永倉さん、梓の事、お願いします。」
永倉「あぁ。」
そう言うと、沖田先輩達は、出て行った。