沖田総司と運命の駄犬
放課後になり、早く、帰ろうとしたら・・・。
沖田「あっずさ!かーえろ!」
梓「げ・・・。」
沖田先輩は、私の腕に、自分の腕を絡めた。
沖田「行こ、行こ。」
梓「ちょっ!」
私は、引きずられて、また、あの占い屋の中の沖田先輩の部屋に来ていた。
梓「あのっ!なんで、私達、付き合ってる事になってるんですか!?あなたのせいで、生活が、ガラッと、変わってしまったんですよっ!」
すると、沖田先輩は、はぁ・・・。と溜め息を、ついた。
沖田「生活が変わってしまったのは、君だけじゃないよ。僕だって、いつも、皆、甘味を持って来てくれるのに、君と付き合ってる事になってから、甘味をくれるおなごの数が、減ったんだからねっ!」
それ私のせい?
梓「元を辿れば、沖田先輩が、私と付き合ってるとか言うからじゃないですか!」
沖田「仕方ないでしょ?そう言わないと、いつまでも、追っかけられるし。」
そう言うと、沖田先輩は、また、服を脱ぐ。
梓「ちょっ・・・。ちょっと!ここで、着替えないでっ!」
沖田「何、言ってるの?ここは、僕の部屋でしょ?」
確かに・・・。
梓「じゃ、じゃあ、帰ります!」
立ち上がろうとすると、パシッと、手首を掴まれた。
沖田「だから、話を聞いてよ・・・。」
梓「話って、時渡りがどうとかいうやつですか?」
沖田「そうだよ。大事な話だ。」
私は、もう一度、腰を下ろした。
すると、沖田先輩は、少し、ホッとした顔をした。