沖田総司と運命の駄犬
そして、甘味を堪能し、屯所へ戻ると、土方さんに出くわす。
土方「総司、すぐに大広間まで来い。」
沖田「はい。」
すると、土方さんが、僕の後ろの梓を見た。
土方「梓、呉服屋の主人から、おなごでも使えそうな手拭いを貰ったんだが、俺には少し派手だ。後でやるから、俺の部屋に来い。」
梓「良いんですか?」
土方「あぁ。」
梓「ありがとうございます!後で、行かせてもらいます。」
土方「あぁ。いつでも、取りに来い。」
そう言うと、土方さんは、梓の頭を撫でた。
それを見て、なんとなく、面白くない。
沖田「早く、行きますよ!梓!部屋から出ないように!」
僕は、念を押して、土方さんと一緒に大広間へ行った。