沖田総司と運命の駄犬
芹沢さんの所まで行く間、僕は、先ほどの梓の顔が、何度も浮かび上がった。
「い・・・おい!」
ガッと肩を掴まれ、正気に戻る。
土方「大丈夫か?」
沖田「はい。」
原田「ボーッとしてると、やられるぞ!」
沖田「すみません。」
そして・・・。
土方「芹沢 鴨!覚悟!」
乱闘が、始まった。
僕は、隣の部屋にいた同衾していたおなごを逃がした後、芹沢さんの所まで行った。
僕は、刀を振り上げたが、どこかに刺さる。
物凄い刀がぶつかり合う音の中に僕も飛び込む。
ザシュ。
「う゛ぐっ!」
シュッ。
沖田「くっ!」
口の辺りを斬られた。
ザンッ!
布団の上から、何度も、刺した。
沖田「はぁ・・・。はぁ・・・。はぁ・・・。」
土方「行くぞ!」
死んだと確認した土方さんが、僕を引っ張った。
僕は、急いで、その場を後にした。