沖田総司と運命の駄犬
しばらくして、ウトウトしていると、股が冷たい。
沖田「っ!あ・・・。って、お漏らしな訳ないか・・・やっぱり・・・。」
僕の股が、梓のよだれでベトベトになっている。
沖田「はぁ・・・。」
僕は、梓の顔を見る。
昨日、どうして、あんな事してしまったんだろう・・・。
こんな、よだれ垂らした犬を愛おしいと思うなんて・・・。
やっぱりどうかしてたんだ。
すると・・・。
梓「うーん・・・。」
やっと起きたか・・・。
梓「っ!・・・沖田先輩!?」
梓が、僕の膝から飛び起きた。
沖田「おはよう。」
梓「おはようございます。」
沖田「しっかし、よく寝てたね?心配してるみたいな顔しといて、急いで、帰って来たら、気持ち良さそうに、寝てるし。しかも、人の袴、ビッチャビチャによだれで汚すし!忠犬が、聞いて、呆れるよ。」
梓「ご、ごめんなさい!ってか、先輩!怪我してる!大丈夫ですか?いつの間にか、寝てしまったみたいです・・・。って、ちゅ、忠犬なんかじゃありませんっ!」
沖田「怪我は、大丈夫。じゃあ、駄犬か・・・。」
梓「犬じゃないっ!」
沖田「ぷっ!」
やっぱり、梓とこうしてふざけてるのが、心地いい。
二人で、じゃれてると、土方さんが、部屋に来た。