沖田総司と運命の駄犬
ズキズキとドキドキ
梓「砂糖・・・砂糖・・・あった!多分、これだ!」
砂糖の横に、塩もあった。
梓「あ・・・レモンない・・・。しかも、砂糖、これ、少ないよぉ。あ!そういえば!」
私は、自分の荷物を、漁った。
梓「あった!レモン汁!さすが、沖田先輩!」
それは、チョコと一緒に、リストに、書いている物だった。
梓「賞味期限・・来た時からどれだけ経ってるのかな?でも、この期限だと、どれだけいけるんだろ?今って、西暦何年?・・・よく、わからないや。ま、いっか。切れてても。あと、砂糖・・・はないか。チョコを溶かそう。」
私は、釜戸の火を起こすのに、苦労したが、なんとか、火を点けれた。
井戸の水も大変だったけど、なんとかなった。
梓「私って、結構、料理、出来るんじゃん!やれば、出来る!」
湯を沸かす。
梓「熱っ!」
お湯が、指にかかった。
梓「痛っ!でも、今は、そんな事、言ってる場合じゃない。」
湯せんでチョコを溶かした。
ぬるくなったお湯と塩と、レモン汁を入れた。
梓「出来た!」
味見をした。
梓「び、微妙・・・。まぁ、いっか。」
私は、スポーツドリンクもどきを、持って、部屋に戻った。
梓「沖田先輩・・・。」
沖田先輩の寝ている横に座る。
もう、夜は明けてしまっている。
私は、寝ている沖田先輩を見ていると、ウトウトして・・・。