沖田総司と運命の駄犬




夜になっても、土方さんは、帰って来なかった。




私は、布団を出して、布団に潜る。




そういえば、あの時、山崎さん、池田屋って、言ってた・・・。




新選組の池田屋事件・・・聞いたことある・・・。




梓「私が、ちゃんと、勉強してたら、皆、怪我したり、沖田先輩も倒れずに、済んでたのかなぁ・・。自分が、情けないよ・・・。それにしても、沖田先輩、ちゃんと、スポーツドリンク飲んでくれたかなぁ・・・。色が色だけに、捨てられたかも・・・。」





私は、沖田先輩に投げかけられた言葉を思い出した。




また、ジワジワと涙が、溢れてきた。




私は、ゴシゴシと涙を拭いた。




拭いた後の手の甲を見つめる。




土方さんに、手の甲にキスされた、あの時の感触や、土方さんの色っぽい熱のこもった視線を思い出してしまい、顔が、赤くなり、ドキドキしてきた。





梓「土方さん、なんで、あんな事したんだろう・・・。」





私は、布団をかぶり、目を瞑る。




土方さんの匂いがした。





梓「ぷはっ。余計、寝れない・・・。」




私は、寝返りを何度もしていたが、いつの間にか、意識が無くなっていた。



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