沖田総司と運命の駄犬
しかし、少し前から、監察方からの報告で、攘夷の連中らが、怪しい動きをしていると、報告が、入った。
土方「近々、御用改めに入るか・・・。」
近藤「あぁ。そうだな。もし、ここで、食い止めれれば、俺達の、名は、上がるぞ!」
土方「じゃあ、次の、連絡が入り次第、行くぞ。武田さんの組で、頼めるか?」
武田「あぁ。」
みんなの空気がピリッとした。
僕は、見張りなど、なかなか屯所に帰れずにいた。
沖田「はぁ・・・。やっぱりそうだよね・・・。」
屯所に、戻っても、丑三つ時・・・。少し、仮眠をしたら、すぐに、また、見張りに戻らないといけない。
僕は、眠っている、梓の前に座る。
沖田「梓・・・。ごめん・・・。多分、お祭りは、行けない・・・。」
いつも、文机に、ちょこを置いてくれている。
そこには、わらしが書いたような、慣れない字で、『お疲れさまでした。』と、書かれてある。
僕が、帰るか、どうかわからないのに、布団の用意もしてある。
沖田「いつもありがとうって、顔見たら、恥ずかしくて、言えないけど・・・。それにしても・・・。色気がない顔・・・くくくっ。また、よだれ、垂れてるよ?」
僕は、ちょこを食べて、梓との約束で、歯を磨いた。
少し、仮眠をとり、再度、夜が明けない間に、屯所を出た。