sunshine of my life-切ナイ恋物語-
俺がジャンプを読み始めて暫く経った頃
外で車のドアがバタンと閉まる音がした。





それから小走りで
駐車場を歩くヒールの音がカツカツ聞こえた。






と思ったら
裏口のドアが開き
階段を駆け上がる音がした。




ヤバイまゆが来た…







ヤバイわけではないけど
心の準備が…というか
久しぶりすぎて緊張する。





まゆが部屋に入って来て
本当はまゆの顔を見たかったんだけど
照れくさくて直視できず
チラ見して
『おぉ、帰ってきた』と一言。




俺、そんな風に素っ気無く言いたいわけじゃないんだけど
俺の中の照れがそうさせる。





久しぶりのまゆ
匂い、声、温もり
全部が愛おしくて
すぐに押し倒した。







もう我慢できねーよ。






風俗だかソープだか知らねーが
皆が行っても俺は行かなかった。
まゆを裏切れねーし
変な女に金出して馬鹿みたいじゃんか。
俺はまゆ以外の女に触れるだけでも嫌だったから。






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