sunshine of my life-切ナイ恋物語-
悲しさと悔しさと怒りとが入り混じって、
どうしたらいいのかわからずにしばらく放心してしまった。






気づけば無意識に、
拓人の携帯から綾乃に電話をかけていた。




綾乃「もしも~しぃ?」






電話の向こうの綾乃は
女の子らしくて可愛い声だった。



相手が拓人だと思ってるから
あえて、そんな声を出したのかもしれない。






拓人の携帯からかけてるんだから、
相手が拓人だと思うの当然なんだけど。





『あんた、拓人とどういう関係なの?』




綾乃「え…誰?」




『どういう関係か聞いてんだよ!!!』




綾乃「え…っ、と、友達だと思うけど…」




『彼女いるの知ってて連絡取ってるの?』




綾乃「拓人くん、彼女居ないって言ってた」




『居るから。私、彼女だし。もう長いこと付き合ってんだけど。』




綾乃「えー?そうなの?」




『あんたさ、口の効き方気をつけなよ。私のが年上なんだから敬語ぐらい使いなさいよ。』





綾乃「....ご、ごめんなさい。」
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