sunshine of my life-切ナイ恋物語-
着くと綾乃はもうコンビニの駐車場で待っていた。




『嫌な思いさせてごめんね…』



「ううん…」




そう言うと綾乃は俺の傍に一歩近づいてきた。





「これ、拓人くんのバイク?」



『そう…でももう売ろうと思って』



「えー!!じゃぁ売る前に乗らせてよ~」




綾乃はそう言って
俺の後ろに腰掛けようとしてきたから
俺、何も考えてなかったけど
反射的に
「あ、そこはだめだよ」と言いながら
綾乃を遠ざけた。




「あ、ごめんね…」


申し訳なさそうに綾乃が謝る。




『違うんだ…後ろは危ないからヘルメットしないと乗せられないし…今日ヘルメット持ってないからさ…』








< 163 / 315 >

この作品をシェア

pagetop