sunshine of my life-切ナイ恋物語-
まゆも泣いて俺に謝ってきた。



謝られると余計に惨めで
俺のこの悔しさをぶつける為に
拳で車のフロントガラスを割った。




拳からは血が流れた。





泣いている俺を見られたくなくて
近づくまゆを突き放そうと手を出したら
当たりどころが悪く、
まゆの顔面を直撃してしまった。





俺の拳には
相当な力が入っていた。




もうこのまま死んでしまいたいと
本気で思った。




俺にはやっぱり
まゆが必要だから。


まゆが離れていくなら
俺はもう生きてる意味がない。




少しでも気持ちを落ち着かせようと思い
俺は咄嗟に外へ出た。


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