sunshine of my life-切ナイ恋物語-
ピンポーン




インターホンが鳴り
俺は布団を剥ぎ取り
階段を降りた。




玄関には
まゆと、まゆの両親が立っていた。





まゆは左目に眼帯をし、
眼帯をしててもわかるぐらい
おでこまで腫れ上がり
紫色に変色していた。




まゆに視線を送って目が合ったけど
すぐにまゆは下を向き
俺と目を合わせてくれなかった。





俺の親は
土下座して謝っていたが
俺は立ちすくして
何もすることが出来なかった。



申し訳ない気持ちでいっぱいなのに
まゆの顔をこんなにしてしまった恐怖で
何も言えなかった。
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