sunshine of my life-切ナイ恋物語-
剛という男は短大時代の友人で
まゆが俺の事に疲れ始めている時に
現実逃避する目的で
関係を持ったらしい。



剛の家は俺らの地元からは遥か遠く、
また、就職の為に千葉へ引っ越す事になっていた為
金輪際、連絡を取ることや
もちろん会うこともしないと約束したから
まゆはそれを破ることはないだろう。

剛のことについては
まゆを信じられた。


なんとなく
口調や仕草から…嘘はついてないな、
本当に一時的な感情だけだったんだとわかったから。





だけど、次の浩介という男。


俺も買い物に行ったときに何度か顔を合わせているし
まゆも結構仲がよかった。


この浩介も
地元じゃないわりに
まゆとどうやって仲良くなったのか、
それにメンズのショップだからまゆには用がないはずだし
知り合ったキッカケを聞いても
まゆははぐらかして詳しく教えてくれなかった。




この浩介と
何の関係を持っていないといっても
まゆが浩介を庇っていれような感じがして
何もないと言われても
あぁ、そうなんだ、と
信じることはできなかった。


それにこの浩介
一見チャラチャラしてそうに見えるけど
内面は硬派な感じがして
まゆが好きそうなタイプだったから
余計に心配だった。

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