sunshine of my life-切ナイ恋物語-
裕太に口バクで
(泉さんから?)
と問いかけると
裕太は頷いた。



ジェスチャーで
俺と電話を変わるように手をバタつかせた。



これはチャンスだ!


そう思って裕太から携帯を奪って外に出た。


周りが静かになって
泉も安心しているような感じだった。




俺『泉さん?俺だけど…昨日はありがとう』


泉『あぁ、昨日ね!いいよ!別に紹介って感じでまゆ連れてったわけでもないし。』


俺『いや、むしろ紹介して欲しいんだけど!』


泉『え?マジで?惚れちゃったわけじゃないよね?』


俺『うん惚れ……わかんないけど』


泉『かわいいからね~まゆは。わかるよ、わかる。でも知ってるよね?あの事。』


俺『うん聞いたけど…』


泉『だから私も友達としてね、本当はまゆに幸せになって欲しいけど、いつも近くで見てたから無理に前に進めさせたくないんだよ。』


俺『でも他に彼氏とか居たことあるんだよね?』


泉『そりゃあるよ。モテるんだよまゆは、私と違ってね。だけどどの人もうまくいかなかったの。だからまゆも慎重になってるの』


俺『もちろんまゆちゃんが嫌なら無理に付き合おうとはしないし、友達でもいいし。普通に飯行ったり、昨日みたいに裕太と泉さんが会うとき、まゆちゃんも来て俺も居てって感じで話せればいいんだ。』


泉『まぁ、友達ぐらいならいいかな…』


俺『じゃ、まゆちゃんの携帯番号教えて!』





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