sunshine of my life-切ナイ恋物語-
意を決して電話をかけた。



4、5回コールして電話にでたまゆの声は
小さく不思議そうな声だった。



まゆ『もしもし…?』



俺『俺だれかわかる?』


まゆ『え?わかんない…誰?』


俺『オレだよオレ。わかんない?』


まゆ『わかんない。誰?』


俺『ひどいなぁ忘れちゃったの?俺のこと』


まゆ『ホントにわかんないんだけど…誰?』


(ヤバイちょっと不機嫌になってる?)
俺『昨日会ったばかりなんだけど』


まゆ『昨日?え?』


俺『泉さんの彼氏の裕太の友達の…』


まゆ『泉の彼氏の裕太の友達の…?あっ!!拓人くん?』


俺『正解!』


まゆ『でもどうして拓人くんが私の番号…?』


俺『今日泉さんから裕太の所に電話があったんだけど、俺らパチンコ屋にいてさ…うるさかったから俺が代わりに泉さんと話してて、で、昨日の話になって…』


まゆ『そっか。でも泉、何も言ってなかったけどな…あ…でもビックリした』


俺『昨日ろくに話せなかったから』


まゆ『そうだね。バイクかっこいいねしか言ってない(笑)』


俺『やっぱり俺のバイクかっこいいでしょ?』


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