sunshine of my life-切ナイ恋物語-

まゆが行くねって言ってた時間より少し前、
俺は待ちきれなくて
家の外に止めてあるバイクの前に座った。

バイクをいじってるふりをしてるけど
バイクのことなんて頭に入ってなかった。


人の気配を感じると
まゆが来たのかと思って振り返ってみる。


ヤバイ重症だ。






『拓人っ!』


呼ばれて振り返ると
いつもより少しオシャレをしたまゆが立っていた。



(やばいやばいやばい…なんだよこのお姉さん風味なまゆ…)



頭の中ではパニックだった。



髪を巻いてて
いつものまゆの倍以上いや数十倍可愛かったし大人っぽかった。


俺はまゆに見とれていた。



『拓人?何?変?今日は拓人の家に初めてお邪魔するからお父さんとお母さんに挨拶しようと思って。ちょっとちゃんとした格好で来たの。ダメだった?』



首を横に振るしかできなかった。


ダメじゃないし、むしろいい!
俺の親の事とかも考えてくれてたんだな。
なんていい子なんだ。




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