sunshine of my life-切ナイ恋物語-
私の家は、父親、母親共にそれぞれ自分で経営して事業をやっている。
だから普段は家に居ないし帰りも早かったり遅かったり。
私は3人兄弟の末っ子で小さい頃から甘やかされて育った。


姉は社会人になって仕事はおろか
プライベートも自由奔放。


兄は都内の大学に通っていた為
都内で一人暮らしをしていた。



中学生になって私が知己と付き合い始めて
帰宅が遅くなったり
親に反発するようになると
高校生の頃は門限20時とか
わけの分からない時間を強制され
1分でも過ぎると
両親揃って、『そこに座りなさい』と始まり
説教された。


自由奔放な姉と一人暮らしをしている兄。
親の目が全て私だけに向けられてる今
厳格な親の目が
私には息苦しかった。


それに私が小さい時から
父は休みの日でも家にいることがなく、
どこかに遊びに連れて行ってもらった記憶はない。


まだ私が物心付かない頃から
父は散々浮気をし
その度に母が泣いているのを目にした。


ちょうどこの頃も
父がまた浮気をしているのを知っていたし
そんな父に
私のプライベートなことで
いちいちうるさく言われるのが
どうしても納得できなかった。


何を言われようと
説得力がないし、
自分だって好き勝手やってるくせに
偉そうに注意されるのが腑に落ちなかった。












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