sunshine of my life-切ナイ恋物語-

拓人達が出発してからちょうど1週間が経った。



拓人達は7日目にしてついに
北海道の最北端『宗谷岬』に到着した。




1週間で北海道ってことは
帰ってくるのも1週間かかるってことか…



付き合ってからこんなに会わなかったことってないから
もう我慢の限界だった。



あと1週間も会えないなんて。




昨日の夜拓人から電話があった時
やけに周りが静かで皆の声が聞こえなかった。




他のみんなは?と聞くと
拓人は言いにくそうに
『今は俺とクマと二人で留守番。』と言い
他のみんなは?と尋ねると
他のみんなは風俗に行ったと白状した。


てことは裕太も?



『みんなが帰ってきたら拓人も交代で行くんでしょ?(怒)』



「俺は行かないよ。金もったいないし」



『嘘だよ絶対行くよ!裏切り者ー!』



「行かないってホント。俺はそんなにたくさん金持ってきてないし。他の奴らは親に金もらってきてたりするし」



『じゃぁお金があったら拓人も行ったってこと?』



「……金あっても…行…かないよ!」


『あー!!!!行きたいんだー!本当は!あー嫌な人ー!最悪ー!!』


「うるせーな。行かねーよ。お前、声漏れててクマに笑われてるぞ」





笑ってごまかしたけど
こんなこと聞いちゃったら
余計に不安になっちゃうんだけど。

裕太が風俗行ったなんて
泉に言えないよ…





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