小生意気な悪魔



どうしよう…


「でもさー、ファーストキスは本当に好きな奴が相手じゃないと数にはいらないらしいから…なんて俺が言えたもんじゃないかなυ」


声がでない



「ごめんな…」


謝ってばっかり

言わなきゃ!!!



でもやばい…


涙が出すぎて喋れない




私は自分の気持ちどうにかして伝えなきゃと思った


私に背中を向けて勝手なことばっか言って



私は松浦を振り向かせるために松浦の背中をつついた



そして松浦が振り向いた瞬間




唇がかすかに触れるだけのキスをした



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