小生意気な悪魔


『おーどうした??』



「あのさー、どうして言っちゃったの??」


私はなんの前置きもなくそう聞いた



するとまっつんは、


『ほんとは振られたかったんだ。

まさか世良も同じ気持ちとは思わなかったから…』と静かに言った



夏だから遊びたいだろうし

あわよくば…なんて甘い考えもあった


って笑いながら言った



まっつんももう26だし私たちなんかよりずっと大人だし


心配しなくても大丈夫…なのかなほんとに…



「舞泣かせたら殴るかんね!!!」



『泣かせねーからυ


あ、やっぱ泣かすかも!!あいつ意外と涙もろいみたいだし(笑)』


ケジメつけてしっかり舞を守ってって意味で「舞をよろしく。」と言って電話を切った



そのとき、私の携帯が鳴りだした



< 129 / 133 >

この作品をシェア

pagetop