小生意気な悪魔



軽く小走りで武に追いつく


武は私が幸喜君に捕まってたこと全く気づいてないみたいυ


ほんとに鈍い


付き合うときも私が思い切って告白しなかったら絶対今頃付き合ってないし


第一、好きとも言ってくれないし



武はほんとうに私のこと好きなのかな




なんて何考えてんだろうね私;;;


武の考えてること分からないのなんて前から分かってることなのに



こんな武だからかな

強引だけどまっすぐな幸喜君の言葉がやけに私の心が引っ張られるのは…



「武??」



「ん??」



「私のこと…好き??」



思い切って聞いてみたけど武は"んー"としか答えてくれない


私のもやもやはついにピークに達してしまった



< 13 / 133 >

この作品をシェア

pagetop