小生意気な悪魔



その時だった




ドン!!!


「ごめんね;;;」


玄関を出たときあの子とぶつかった



走ろうとしたとき

すごく強い力で腕を捕まれた



「なんで泣いてんの??」



パッと振り返ると透き通った綺麗な目に吸い込まれそうになった


「な…なんでもないよ??」



腕を離してくれないその子


「泣かされてやんの(笑)」



カチン…



「ほっといてよ!!てか離してよ!!」



「ムキになっちゃって


かわいい(笑)」



思えばこの時からずっと私はこの子に流されっぱなしだったのかなυ



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