小生意気な悪魔



「真由美。」


ドキッ…


彼は笑顔で私の名前を呼ぶ


「こっちおいで。」


小学生のくせに生意気


生意気なのはいつものことか



私は幸喜君のほうへ一歩…



グイッ


!!?


蓮見君が私の腕を引っ張った


「あいつが彼氏だって言うのかよ。」



「…」


私は何も言わなかった


と言うより言葉が出てこなかった




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