小生意気な悪魔

浮気




世の中そう甘くなかった


いきなり一番大きな障害にぶちあたることとなった



「な…にやってんの???」



!!!?


目の前に現れたのは怒りに震えている彼の姿だった



「武…」



「ちょっと来い!!!」と武は幸喜君の腕を引っ張った



「ま…待って!!!!」



私の声は武には届かないみたい



「大丈夫だから。」と幸喜君は笑顔でそう言った



大丈夫なわけないじゃん…




いきなり現実に戻される


なにやってんだ私…



キスしたのは私から



私がキスしたいと思ったから…


私が幸喜君が愛おしいと思ったから…


私…浮気したんだ



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