素顔のキスは残業後に【番外編】第2話完結
「えっと……」
それって――来年もってことだよね?
でもここは思い切って、「再来年もお願いします」とか、欲張ってみてもいいものかなぁ?
いや、それはどうろうと迷っていると、今度は顎に手を添えられる。
「時間切れ」
答えを迷う唇を塞がれ、温もりに包み込まれる。
何度も重ね合った唇と触れ合って、息継ぎの度に見つめ合うだけで、心が満たされていくのを感じる。
柏原さんが、好き。
どうしようもなく――……この人が好き。
伝えたくて仕方ない想いは唇が塞がれてしまっているから、自分から求めるようなキスを返す。
それって――来年もってことだよね?
でもここは思い切って、「再来年もお願いします」とか、欲張ってみてもいいものかなぁ?
いや、それはどうろうと迷っていると、今度は顎に手を添えられる。
「時間切れ」
答えを迷う唇を塞がれ、温もりに包み込まれる。
何度も重ね合った唇と触れ合って、息継ぎの度に見つめ合うだけで、心が満たされていくのを感じる。
柏原さんが、好き。
どうしようもなく――……この人が好き。
伝えたくて仕方ない想いは唇が塞がれてしまっているから、自分から求めるようなキスを返す。