最初で最後の、恋だった。
その上、叔母さんの息子が厄介だ。
叔母さんの息子は、あたしより年下。
まだ中学生のガキだ。
その息子は、親の目を盗み、あたしを部屋へ連れて行く。
その部屋は、元あたしの部屋。
あたしの部屋は息子の部屋へと消え、あたしはリビングで眠る。
息子はあたしをのんちゃんと呼ぶ。
気持ち悪い呼び方をしないでほしい。
でも言えない。
だって息子は柔道部所属で、ガタイが良い。
あたしなんかが勝てるはずない。
「のーんちゃん」
息子はあたしをベッドに押し倒し、洋服を脱がす。
…あたしは毎日、叔母さんたちが帰る日まで犯されるのだ。
気持ち悪い息を吐きながら、気持ち悪い手があたしを触る。
「やめっ…て……!」
「可愛い声で鳴くねのんちゃん」
「離して…ッ」
嫌だ。
あたしに触れて良いのは、先輩だけ。
先輩だけ。
先輩ダケッ……!!!