狂気の王と永遠の愛(接吻)をイメージ画集とつぶやきの場
10/11 仙水とアオイとキュリオ①
「あ…私寝相悪いので端で…」
「あぁ、あいつと密着させるわけにはいかない。アオイは壁側だ。その隣りに私が入ろう。さぁおいで」
「はい、お父様」
両腕を広げ、アオイを待つキュリオのもとにアオイが飛び込む。
仙水のふかふかなベッドはキュリオやアオイが愛用する寝具同様、あたたかな羽のように彼らを包む。
「…なぜ私がキュリオ殿の隣に…」
すっかり見えなくなってしまったアオイの姿。見えるのはキュリオの広い背中ばかりで、仙水は不満をもらさずにはいられない。
「私とてこのような屈辱…未だかつて味わったことがない。貴様が言い出したことだぞ。嫌なら出て行けばいい」
アオイのしっとりした頬を撫でながらキュリオは容赦のない毒を吐いた。
「…ここは私の部屋。出ていくのは貴方です。キュリオ殿」
互いに背を向け合いながら、一歩も譲らない強情な二人。
「……」
(…不思議…お父様の腕の中なのにセンスイ先生に抱きしめられているみたい…)
ベッドから香る仙水の上品で爽やかな匂いと、どこからともなく聞こえてくる穏やかな水の音。
(なんだろう…すごく心地良い……)
「…貴様少し口を閉じていろ。アオイが眠りそうだ」
「あぁ、あいつと密着させるわけにはいかない。アオイは壁側だ。その隣りに私が入ろう。さぁおいで」
「はい、お父様」
両腕を広げ、アオイを待つキュリオのもとにアオイが飛び込む。
仙水のふかふかなベッドはキュリオやアオイが愛用する寝具同様、あたたかな羽のように彼らを包む。
「…なぜ私がキュリオ殿の隣に…」
すっかり見えなくなってしまったアオイの姿。見えるのはキュリオの広い背中ばかりで、仙水は不満をもらさずにはいられない。
「私とてこのような屈辱…未だかつて味わったことがない。貴様が言い出したことだぞ。嫌なら出て行けばいい」
アオイのしっとりした頬を撫でながらキュリオは容赦のない毒を吐いた。
「…ここは私の部屋。出ていくのは貴方です。キュリオ殿」
互いに背を向け合いながら、一歩も譲らない強情な二人。
「……」
(…不思議…お父様の腕の中なのにセンスイ先生に抱きしめられているみたい…)
ベッドから香る仙水の上品で爽やかな匂いと、どこからともなく聞こえてくる穏やかな水の音。
(なんだろう…すごく心地良い……)
「…貴様少し口を閉じていろ。アオイが眠りそうだ」