狂気の王と永遠の愛(接吻)をイメージ画集とつぶやきの場
10/18 仙水とアオイとキュリオと…セシエル②
「そんなに驚かないでおくれ。君と同じで私もいつも一人寝をしていたから…どうも寝付けなくてね」
「…私が知ったことではありません」
素っ気なく踵(きびす)を返し、立ち去ろうとする仙水。
「本当にアオイさんにしか興味がないんだね…仙水君は…」
「…それが何か…?」
否定しない仙水に穏やかな笑みを浮かべたセシエルだったが…
「…私がどうしてアオイさんを過去の世界に閉じ込めようとしたかわかるかい?」
笑みを消し、悠久の王である彼の鋭い眼差しが仙水の動きを封じる。
「貴方の気まぐれですか?」
皮肉を含み、怯むことなくセシエルを睨んだ仙水。
「現代にいることで…最も危険なのはアオイさん自身だ。だからこそ彼女を過去の悠久へ…私のもとに留まらせたかった」
「あぁ…、貴方が幼いキュリオ殿に内密で話をすすめようとして失敗した…しかし…アオイさんを殺そうとしていた貴方が"私のもとに留まらせたかった"とおっしゃる意味が理解できません。矛盾しておられませんか?」
「…誰も巻き込まないためにはそれが一番だと思ったのさ」
「成長した彼女に接触した君たちさえ…過去にいるアオイさんは追えないだろう?」
「…私が知ったことではありません」
素っ気なく踵(きびす)を返し、立ち去ろうとする仙水。
「本当にアオイさんにしか興味がないんだね…仙水君は…」
「…それが何か…?」
否定しない仙水に穏やかな笑みを浮かべたセシエルだったが…
「…私がどうしてアオイさんを過去の世界に閉じ込めようとしたかわかるかい?」
笑みを消し、悠久の王である彼の鋭い眼差しが仙水の動きを封じる。
「貴方の気まぐれですか?」
皮肉を含み、怯むことなくセシエルを睨んだ仙水。
「現代にいることで…最も危険なのはアオイさん自身だ。だからこそ彼女を過去の悠久へ…私のもとに留まらせたかった」
「あぁ…、貴方が幼いキュリオ殿に内密で話をすすめようとして失敗した…しかし…アオイさんを殺そうとしていた貴方が"私のもとに留まらせたかった"とおっしゃる意味が理解できません。矛盾しておられませんか?」
「…誰も巻き込まないためにはそれが一番だと思ったのさ」
「成長した彼女に接触した君たちさえ…過去にいるアオイさんは追えないだろう?」