狂気の王と永遠の愛(接吻)をイメージ画集とつぶやきの場
11/28 冴えてしまった瞳②
「…お父様…?」
「……」
わずかに自由のきく首を傾けると、視界の端に映り込んだ銀髪にほっと胸を撫で下ろしたアオイ。
そしてアオイの声に反応しないところを見るとキュリオは完全に眠りに落ちているようだ。
(さっき…セシエル様の声が聞こえた気がしたけれど、お父様以外の気配が感じられないわ…)
なんの力も持たぬアオイには誰がどこにいるかなど把握することは到底不可能で、せいぜい同室にいる人の気配を感じることしか出来ない。
さらに…冷静に物事を考えれば考えるほど、眠気は遠ざかってしまうもので…
「……」
(どうしよう…眼が冴えてきちゃった…)
もう一度キュリオの顔を覗き込もうと体を動かしてみる。
(お父様起きてくださらないかしら…)
すると…
「……」
わずかに緩んだキュリオの腕。
「…っ!…」
(…っいまだわっ!!)
アオイはチャンスとばかりに体を横たえたままキュリオの腕をすり抜け、彼の腕を腰のあたりまでやり過ごすが…
「……」
わずかに自由のきく首を傾けると、視界の端に映り込んだ銀髪にほっと胸を撫で下ろしたアオイ。
そしてアオイの声に反応しないところを見るとキュリオは完全に眠りに落ちているようだ。
(さっき…セシエル様の声が聞こえた気がしたけれど、お父様以外の気配が感じられないわ…)
なんの力も持たぬアオイには誰がどこにいるかなど把握することは到底不可能で、せいぜい同室にいる人の気配を感じることしか出来ない。
さらに…冷静に物事を考えれば考えるほど、眠気は遠ざかってしまうもので…
「……」
(どうしよう…眼が冴えてきちゃった…)
もう一度キュリオの顔を覗き込もうと体を動かしてみる。
(お父様起きてくださらないかしら…)
すると…
「……」
わずかに緩んだキュリオの腕。
「…っ!…」
(…っいまだわっ!!)
アオイはチャンスとばかりに体を横たえたままキュリオの腕をすり抜け、彼の腕を腰のあたりまでやり過ごすが…