狂気の王と永遠の愛(接吻)をイメージ画集とつぶやきの場
3/26 セシエルの独占欲?
「ひゃ…っ!」
「…セシエル様」
邪魔されたキュリオが恨めしそうに流し目をおくりながらその名を呼んだ。
「アオイさんを好きな気持ちが抑えられないのはわかるけど…私もキュリオとイチャイチャしたいなーなんて?」
「…っ!?」
「……」
驚きに目を見開いているアオイの背を抱いたキュリオが不満げな顔でその身を起こした。
そしてその視線の先にはニコニコと笑みを浮かべたセシエルがすでにベッドに腰掛けている。
「さぁキュリオ…」
そう彼が言葉を発すると、セシエルの手によって抱き上げられたアオイの体がふわりと浮きあがり…
『…センスイ君と話をしておいで』
何かを悟ったようなセシエルがアオイへとそっと耳打ちする。
『…セシエル様…』
はっとして彼の美しい顔を見つめると穏やかに微笑まれた。