狂気の王と永遠の愛(接吻)をイメージ画集とつぶやきの場
3/26 セシエルとキュリオ
「大好きだよキュリオ」
アオイのためにと割って入った先代・悠久の王だが、キュリオとじゃれ合うことを心の底から楽しむようにセシエルが彼に迫る。
「…ご遠慮させて頂きます」
肌蹴た胸元をセシエルから隠すようにキュリオが身なりを整え、アオイの傍に歩み寄ろうとするが…
「ふふっ…どこにいくんだい?私の魔法からは逃れられないよ?」
スッと細められたセシエルの若葉色の瞳が妖しく光る。
そして暗闇の中、彼が巻き起こした風の中から真っ白な羽が現れて…
「…っ!?」
油断したキュリオの体がベッドへと縫いとめられる。
「お父さまっ…!」
キュリオの身を案じたアオイが彼に駆け寄ろうとすると…
『大丈夫、怪我をさせるつもりはないから。今のうちにおいき』
『あ…はい、ありがとうございますセシエル様…っ…』
(セシエル様魔法を使ってまで…)
アオイは器の大きな先代・悠久の王に感謝しながらも彼の背に隠れるように扉を出ていく。
「…センスイ先生どこ?」