狂気の王と永遠の愛(接吻)をイメージ画集とつぶやきの場
9/18 アオイと悠久の王様たち①
アオイ「皆さまお久しぶりでございます。頻度高めと言いながらこの間隔に大変申し訳なく思っております…」
アオイ「ですので、今日は割と長めで…現在進行しておりますセシエル様編を混ぜながら進行させて頂きますっ!!」
バーンとテーブルに手をつき、身を乗り出したアオイ。
アオイ「それでは早速ゲストをご紹介いたします!!」
アオイ「悠久の王セシエル様!!そして…同じく悠久の王キュリオ様ですっ!!!」
セシエル「ご招待ありがとうアオイさん。こちらにまで呼んでいただけるとは正直思っていなかった」
アオイ「お逢いしたかったですセシエル様…」
熱い抱擁を交わす二人。
アオイ「……?」
きょろきょろとあたりを見回す少女にセシエルが首を傾げる。
セシエル「どうかしたかい?」
アオイ「あ…お父様はどこかなって…」
姿を見せないキュリオに気づいたアオイがセシエルの胸元から離れる。
セシエル「あぁ…キュリオなら部屋の隅でいじけているよ」
アオイ「えっ!?」
キュリオ「……」
部屋の角と向き合いながら重い空気を漂わせているキュリオ。
アオイ「あ、あの…お父様…」
キュリオ「…私には抱擁がない……」
アオイ「あ…っ!!ごめんなさいっ!!」
ボソリと呟いた彼に慌てたアオイがその背後からしがみついた。
そして長身の彼の後ろから前で組まれたキュリオの手を包む。
アオイ「お父様…こっちを向いてください。お願いですから…」
キュリオ「……」
懇願するアオイの背後からセシエルが近づいた。
セシエル「本当にキュリオはいつまでたっても子供のままだね…」
キュリオ「…な…っ!!」
ばっと振り向いたキュリオは顔を真っ赤にさせたまま勢いよく姿勢を正した。
しかし彼の手はしっかりとアオイの両手を握りしめたままだった。
アオイ「さすがセシエル様…」
セシエル「キュリオは子供らしくない子供だったからね。君という自分を曝(さら)け出せる相手が見つかって、幼児化しているのかもしれないね?」
アオイ「…すごく嬉しいです。お父様にそう思っていただけてるなんて…」
セシエル「うん、本当に妬けるね。キュリオが先代で私が現代の王だったらよかったのに…」
キュリオの目の前でアオイの頬に指を這わせるセシエル。
アオイ「セ、セシエル様…」
頬を赤らめたアオイに彼は優しい眼差しを向け続けている。
キュリオ「……」
やがて恨めしそうに表情を曇らせたキュリオは…
アオイ「きゃっ…」
アオイのその身を抱えてテーブルへと走り去っていった―――。
セシエル「本当にあの子は…」
やれやれと言ったようにため息をついたセシエルだが、どこか嬉しそうだった。
アオイ「ですので、今日は割と長めで…現在進行しておりますセシエル様編を混ぜながら進行させて頂きますっ!!」
バーンとテーブルに手をつき、身を乗り出したアオイ。
アオイ「それでは早速ゲストをご紹介いたします!!」
アオイ「悠久の王セシエル様!!そして…同じく悠久の王キュリオ様ですっ!!!」
セシエル「ご招待ありがとうアオイさん。こちらにまで呼んでいただけるとは正直思っていなかった」
アオイ「お逢いしたかったですセシエル様…」
熱い抱擁を交わす二人。
アオイ「……?」
きょろきょろとあたりを見回す少女にセシエルが首を傾げる。
セシエル「どうかしたかい?」
アオイ「あ…お父様はどこかなって…」
姿を見せないキュリオに気づいたアオイがセシエルの胸元から離れる。
セシエル「あぁ…キュリオなら部屋の隅でいじけているよ」
アオイ「えっ!?」
キュリオ「……」
部屋の角と向き合いながら重い空気を漂わせているキュリオ。
アオイ「あ、あの…お父様…」
キュリオ「…私には抱擁がない……」
アオイ「あ…っ!!ごめんなさいっ!!」
ボソリと呟いた彼に慌てたアオイがその背後からしがみついた。
そして長身の彼の後ろから前で組まれたキュリオの手を包む。
アオイ「お父様…こっちを向いてください。お願いですから…」
キュリオ「……」
懇願するアオイの背後からセシエルが近づいた。
セシエル「本当にキュリオはいつまでたっても子供のままだね…」
キュリオ「…な…っ!!」
ばっと振り向いたキュリオは顔を真っ赤にさせたまま勢いよく姿勢を正した。
しかし彼の手はしっかりとアオイの両手を握りしめたままだった。
アオイ「さすがセシエル様…」
セシエル「キュリオは子供らしくない子供だったからね。君という自分を曝(さら)け出せる相手が見つかって、幼児化しているのかもしれないね?」
アオイ「…すごく嬉しいです。お父様にそう思っていただけてるなんて…」
セシエル「うん、本当に妬けるね。キュリオが先代で私が現代の王だったらよかったのに…」
キュリオの目の前でアオイの頬に指を這わせるセシエル。
アオイ「セ、セシエル様…」
頬を赤らめたアオイに彼は優しい眼差しを向け続けている。
キュリオ「……」
やがて恨めしそうに表情を曇らせたキュリオは…
アオイ「きゃっ…」
アオイのその身を抱えてテーブルへと走り去っていった―――。
セシエル「本当にあの子は…」
やれやれと言ったようにため息をついたセシエルだが、どこか嬉しそうだった。