強引なキミに溺れてく

「オレさ…」


まだ息が整ってないあたしを見つめて、早見くんは話し出した


「立石さんに起こしてもらうために毎日寝てた…。起きた時のホッとした顔とかすげぇ可愛いし…オレのもんにしたいってずっと思ってた。」


え…!そんなふうに思ってくれてたの?


あたしなんて名前さえ覚えてもらってないと思ってたから…


「なぁ、オレのものになってくんない?」


「え…でも…」


「てか断れないように先にキスしたんだけどね、ファーストキスだったんでしょ?」


はっ、はぁ!?何それ!?


なんでバレたの…?


「フッ…いやバレバレだよ?男慣れしてない感じすんじゃん」


なっ!…もうすごい恥ずかしい…
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